不登校の息子も中3受験生になりました。
わからないことや情報を仕入れるために説明会に参加したのですが、
定時制高校・通信制高校ってどういうところなんだろう?
サポート校と通信制高校って何が違うんだろう?
そもそも何をどう聞けばいいのだろう?
考えるほど「?」ばかりが浮かんでくる人も、たくさんいるのではないでしょうか?

私も何聞けばいいのか
わからなくて困った
わからないことをそのまま正直に「よくわからないのですがお聞きしてもいいですか?」と声をかけることで、どの先生も優しく色々教えてくれました。
この記事では公立高校相談会と私立通信制高校相談会に参加したときの感想を紹介してながら参加ポイントを書いています。
質問例や服装、注意することなど。ぜひお役立てください。
公立高校合同説明会


予約
予約はなるべく早めにとる方がいいです。
ただ、リレー形式の学校説明会はかなり早い段階の予約でもすでに満席で取ることができなかったので
どうしても参加したい予約制の公演などある場合は、運営さんや先輩ママにどうすれば予約が取れるかをリサーチしておく必要があります。
説明会の様子
サンダル相談会主催の公立高校説明会に参加してきました。



長蛇の列!
参加者が多い!!
70校ほどの学校が所狭しとブースを出していて、ほぼ公立高校。(一部私立高校)
開催場所の公立高が志望校のお子さんには学校見学もできて一石二鳥!(実際、参加申込時に予約する学校見学ツアーも開催されていました)
参加校の他に20校弱の資料のみ参加校はパンフレットが平置きでありましたが、
参加校のパンフレットが欲しい場合はブースで話を聞けばゲットできます。



広い部屋に
パンフレット置き場が
設置されていました
話をすると、是非この先生にお世話になりたい!と思える先生に出会うことができます。(逆もまた然り)
話すことでその学校が考えている「不登校生徒」についての印象もわかります。
フロントに立っている先生の印象は学校の印象に繋がるので責任重大ですね。



息子が興味あると言った
全日制高校と、
定時制高校で話を聞きました
学校独自の説明会予約(公立高校)
合同説明会ではありませんが、某公立高校の独自説明会予約についての情報です。
1回目
説明会受付日の夕方だとすでに予定人数に達していて予約が取れませんでした。



甘くみすぎていた!
2回目
反省を踏まえて再チャレンジ。
10分で午後の枠は埋まり、20分ほどでその日の予約は埋まってしまいました。
今は予約できる人数が かなり限定されているせいか、あっという間に予約が埋まってしまいますのでご注意ください。
私の実体験もですが、友人の話でも「あっという間に予約が埋まった」ということだったので、どの高校の予約も気合を入れて取る必要があります。



体験授業があると
ほんとに瞬殺で
予約が埋まります!
通信制高校合同相談会


予約
割と直前まで参加予約が取れる感じですが、講演会にどうしても参加したい時は、運営さんにどのようにすれば参加できるのかを事前に確認しておくと良いと思います。
フラッと聞きたいなと思っても既に整理券など配られていたりと、参加が困難な場合もありますのでご注意くださいね。
入場時に受付で予約メールを見せました。(メールは見せられるように準備しておくとよい)
特に言及されていなければ欠席連絡は不要だと思います。(実際体調不良で行けなかった時、連絡しませんでした)
予約画面
↓名前と人数の入力


↓参加時間の入力(行きたい日にちの希望入場時間にチェックを入れる)


↓メールアドレスの入力(電話番号は任意入力)


↓入力確認画面


↓確認してOKなら送信すると送信完了画面が出てきます。


相談会の様子
学びリンク主催の通信制高校合同説明会に参加してきました。


ごった返すほどの人数はいませんでしたが、来場者はかなり多いです。
夫婦とお子さん、夫婦のみ、母とお子さん、母のみの4タイプのグループがいたと思います。
通信制高校:30校程
サポート校:10校程
基本的に私立の通信制高校とサポート校がブースを出しています。
その他に、30分ほどの講演会やカウンセラーによる相談、親の会などのブースもありました。



「明るい不登校」さんの
ブースがあったので
世間話を楽しみました♪
まずは興味がある学校のパンフレットをもらっていき、不明点などを相談できる「通信制コンシェルジュ」に話をしたいと思っていたのですが、
コンシェルジュにはかなりの行列ができていたので、質問するのはあきらめて気になっていた「サポート校」について話を聞いて回ることにしました。
個別相談での質問
サポート校Aへの質問
まず最初に話を聞いたのは「河合塾COSMO」です。


上の子が普通の河合塾(グリーンコース)に通っているので、違いを聞いてみたいと思い話を聞いてみました。
普通の「河合塾」と、どこが違うのですか?
同系列の塾のことを知っていることで、聞ける要素があり声をかけやすい学校(塾)でした。
声をかける学校は
「自分の子供に関係がありそう」
「名前を知っている」
「CMを見たことがある」
「特別なコースがある」
など、何かしら「とっかかり」があると話しかけやすいです。



質問用意していったのに
いざとなると
話しかけられない…
「1つのとっかかり」の質問をすることで、あとは学校の先生の方から我が家の現状を聞いてくれます。
質問されたことに答えていくと、聞きたいことが出てくるので「何も質問を用意していない場合」でも最初の一言だけ声をかければ会話は進んでいくので安心ですよ。



どの学校も
嫌な営業トークは
ありませんでした
グリーンコースとCOSMOの違いは「平日昼間から授業があること」でした。
入会は年中いつでもできて、提携する高校もなく、高卒認定試験向けのコースもある。
公立通信制高校との組み合わせもできそうで、うちにとっては理想に近い「サポート校」でしたが、校舎が新宿にしかありません。
オンライン授業もありますが、基本は1対多数の授業形式。(この辺りは河合塾だなと思う)



通学圏内ならすごくいい!
でも学費は高い。
資料には金額などは書いてありませんでしたが、HPには載ってました。
サポート校Bへの質問
CMでもお馴染み「家庭教師のトライ」のトライ式高等学院にも話を聞いてみることにしました。
河合塾COSMO以外は5〜10校ほど校舎がある学校がほとんどで、トライ式高等学院も校舎がどんどん増えているようです。


サポート校についてわからないので聞いてもいいですか?
この質問でサポート校に話を聞きました。(かなり万能)
トライ式高等学院は提携する高校があり、そのフォローを行うというイメージ。一番ノーマルなタイプのサポート校です。
それぞれのサポート校で得意分野が違っているので、サポート校を決めないと学校も決まらないんだなと思いました。
通信制高校自体がサポート校のような手厚いフォローをする学校も沢山あるので学校選びはほんとに大変。
高校に求めている一番大切なものは何か
この「価値観」のようなものが決まっていないと学校を選ぶことはなかなか難しいです。
「スクーリング」なのか「手厚いフォロー」なのか「卒業率」なのか「特色ある学科」なのか。
価値観が違う学校を選んでしまうと残念な結末になってしまうこともあるので、
自分の家・子供にとって何が大切なのかをしっかり話し合う、認識の擦り合わせをすることが大切だなと感じました。



突っ走りがちなので
気をつけなければ
※サポート校は「卒業校」にはならず、履歴書に書く「卒業校」は提携している高校名になります。
個別相談をしてみよう


説明会のブースで話を聞くとき、なんて声をかければいいのか悩んでしまうので、
ネットで調べたり、自分で聞きたいことをまとめた一覧を数枚コピーして持参していたのですが、結局役に立てられないままに終わってしまいました。





頑張って作ったのにー
実際行ってみて思ったのは「とりあえずの一言質問」があれば何とかなる。ということです。
質問シートは「志望が確定しつつある場合」にはとても有効ですが、未確定要素が多い時には必要ありませんでした。
説明会での質問例
未確定が多い、どこの話も聞いたことがないなど
「何を聞いたらいいのかわからない場合」は、ざっくりと「通信制高校とは」とか「○○高校ってどういう学校?」ということを聞けば大丈夫です。
こう質問することで、質問への解説や自校のアピールポイントについて語り始めてくれます。
何校かこういう話をして情報を得ることで自分の中で「質問したいこと」が明確になっていきます。
ただし、公立高校の場合はこの質問だけだと厳しいので、もうちょっと質問用意した方が良いでしょう。(お話好きな先生ばかりではない)
「通信制高校」について
教えてもらってもいいですか?
「学校名」について
お話し聞かせてもらっても良いですか?
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ITプログラミングについて学びたい、美容について学びたい、など「やりたいことがある」場合はそれを学べる環境にあるのかを確認するのが一番良いです。
スクーリングは週1日がいい、週5日がいい、年に数日がいいなど、コースではなく別のことで「こだわりがある」場合もその部分を質問すれば知りたい情報を得ることができます。
こちらの学校は○○(コースなど)に対応していますか?
スクーリングについて教えてください。
𖥣𖥧𖤣 𖤣𖥧𖥣。 𖥣𖥧𖤣 𖤣𖥧𖥣。 𖥣𖥧𖤣 𖤣𖥧𖥣。 𖥣𖥧𖤣 𖤣𖥧𖥣。 𖥣𖥧𖤣 𖤣𖥧𖥣
やりたいこと、学校の立地などリサーチ済みで1〜3校に志望が決まっているようなら
ズバリ「入試方法」「推薦について」「学費」「卒業率」「進学先」「就職率」など個別具体的な内容を聞くことができます。
ここまで固まっていれば合同相談会ではなくて、オープンキャンパスなどに出向いて学校の雰囲気を感じながら相談をするのがいいと思います。
オープンキャンパスの日程を調べて学校に出向いて質問をする
時間のある限り聞いて回る
1校1校聞いて回ることで、自分の家・子供にとって「どういう学校が理想なのか」が明確になっていきます。
自身の価値観を明確にして、価値観にマッチした学校を見つける努力をしていきましょう。
合同説明会はいろんな学校の先生と話ができるとてもいい機会なので、時間を目一杯使って情報を得られるだけ得てくださいね!
ぜひ説明会・相談会・オープンキャンパスに足を運んで「あなたのおうちが目指す進学スタイル」を見つけてください。
相談会に参加のメリット・デメリット


メリット
・沢山のパンフレットをゲット
・直接質問ができる
・そこでしかもらえない情報がある
・実際に教職員と話ができる
・話を聞くことで理解しやすい
この中でも1番のメリットは何と言っても「直に会話ができること」。
話すことで疑問が湧き、その場で質問してそれを解消することができるのは直接会っているからこそのメリットです!
デメリット
・開催場所は限定されている
・人気の学校は待ち時間が長い
・講演参加が難しい
・パンフレットは地味に重い
・帰宅後情報の整理に時間が必要
・出かける必要がある
何を見ればいいのかがわからず、パンフレットが大量になってしまったために帰る時はかなり重くなってしまいました。



もうちょっと
厳選するべきだった…
もらったパンフレットの整理には公立高校の説明会では2〜3時間、通信制高校説明会では4〜5時間かかりました。
ですが、たくさんパンフレットをもらえる説明会はデメリットを上回るメリットがあります。
ぜひ説明会に行かれたらたくさんパンフレットをもらって帰ってください。
公立の説明会に行った時「ラスト一部なんですよね」と渡したくなさそうな先生から「ください!」とお願いしてもらって帰ってきました。
部数にも制限があるので無くなる前に是非もらいましょう!
講演会などが開催されている場合はどうすれば参加できるのかを事前にリサーチしておく必要があります。その場で「是非聞きたい」と思っても整理券を配布済みだったり、既に予約がいっぱいだったりと「知らないことで残念な思いをしてしまう」事態にならないように注意してください。
やっぱりメリットは多い
・行ける場所なら問題なし
・人気の学校はオープンキャンパスに
・講演参加は事前リサーチ
・パンフレットは厳選or郵送
・情報の整理は楽しい
・お出かけを楽しめる
色々とデメリットを書きましたが、このようにデメリットは解決できる問題ばかりです。
人気と思われる学校には2列目まで相談が並んでいて話はできませんでしたが、
パンフレットやネットでオープンキャンパスの情報を確認して出向くことで学校の雰囲気を味わいながら質問もできるし、
情報の整理の時間は、落ち着いた状態でじっくり吟味できるので楽しい時間でもありました。(忙しい人にはデメリットかも)
開催場所に出向く面倒さも「たまのお出かけ」にしてしまうことで、
私のように家の近所を自転車で動き回るだけの人間には電車でのお出かけは、いつも行かないお店についでに行くことができたりと楽しい時間になりました。
今回開催場所が出向くことのできる場所でしたが、行くことのできない人の方が正直多いと思います。
ここだけは「デメリット」を解消できません。
ですので開催場所に出向くことのできない地域にお住まいの方は資料を取り寄せて学校について理解を深めてみてください。
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学校が決まっていればそれぞれの学校からも資料請求はできますよ!
相談会での服装


子供の服装
無難なのは「制服」ですが、派手ではない服装なら大丈夫です。
参加した説明会では「制服」「私服」どちらのお子さんもいました。
シンプルで派手ではない服装が良いと思います。
男子は色が派手じゃないものを、女子は装飾が派手すぎない服装を意識しておけば大丈夫です。
親の服装
スーツほどのフォーマルさはいりませんが、ジーンズ・パーカーなどカジュアルすぎるものは避けるほうが無難です。
学校の授業参観に行くときのような服装が一番想像しやすいかと思います。
母親はカットソーとスカートかパンツにパンプス、父親はシャツにチノパンで革靴。
父親の場合、服に迷うようなら仕事に行くスーツにすれば間違いはないでしょう。



男性のスーツ姿は
女性のスーツ姿より
違和感を感じにくい
母親は大きすぎるアクセサリーや派手なネイルには気をつけるといいと思います。
ネイルサロンで仕上げてもらっているとオフにも予約と時間とお金がかかるので、受験期間はストーンなどつけない無難にシンプルなネイルにしておくと、いざというときに焦らなくてすみますよ。
高校説明会で失敗しない参加ポイント【まとめ】


今回は、合同の高校説明会(公立高校、私立通信制高校)に参加した感想と注意点を解説しました。
行動範囲内で説明会が開催されている場合は、是非参加をして話をすることで疑問も解消されるし、その学校が自分の家に合うかどうかもわかります。
説明会になかなか行けない方は資料を請求して自分の価値観に合う学校を選んでみてください。
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資料請求ではなく、全国いろいろな学校を探してみたい人は書籍で調べるのもおすすめです。(公立通信制高校も載っています)
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通信制でも「学校に通う」ことになるので、あまり外出していないお子さんは少しずつ外出してみるといいかもしれません。
かく言う我が家の息子もあまり外には出ないので、少しずつ出かけられる場所を増やしていければと思っています。
不登校の子供が外出することについてはコチラの記事を合わせてご覧ください。



いい学校が
見つかりますように!